妊娠初期の妊婦さん必見!葉酸不足が招く赤ちゃんや母体への悪影響とは

葉酸サプリの必要性

当サイトサルでもわかる「つわり」の時期と対策法を見ている人は、妊娠初期の妊婦さんや家族が多いと思いますが、妊娠中の葉酸の必要性に関しては、どの程度理解しているでしょうか?

葉酸(ようさん)とは、ビタミンB群の水溶性ビタミンの一つ。

緑黄色野菜や豆類、レバーに多く含まれていますが、実は妊娠初期の妊婦さんには特に欠かせない栄養素なのです。

お腹の赤ちゃんを健やかに育てたり、つわりや妊娠悪阻を始めとした妊婦さんの辛い体調不良を和らげたりするのに欠かせない「葉酸」について紹介します。

妊婦さんに葉酸が必要な理由とは?

初期流産や先天性異常のリスクを下げる

葉酸はお腹の赤ちゃんの脳や神経管、脊髄などを作る為に必要不可欠な成分です。

全流産の80~90%は妊娠初期の「初期流産」によるもので、初期流産の原因は染色体異常と先天性異常の2要因が挙げられます。

葉酸の摂取により、脳や神経管、脊髄の形成に直接作用することで、先天性異常(神経管閉鎖障害《無脳症、二分脊椎、脳瘤》、ダウン症など)による流産の防止効果が期待できます。

注意したいのは、先天性異常は遺伝的要因(20~30%)などを含めて、複数の要因が合わさって発症するものです。

「葉酸の摂取をすれば、絶対に初期流産や先天性異常を予防できる」とは言い切れませんが、きちんと適量を摂取した方が後悔しない結果になると思います。

造血効果で悪性貧血を予防

 

ビタミンB12と葉酸は細胞のDNAや赤血球を作るのに必要不可欠な栄養素です。

妊娠中は「妊婦さんが健康的に生活するため」と「お腹の赤ちゃんが元気に成長するため」の両方で、ビタミンB12と葉酸が必要になります。

その為、妊娠前と同じような食生活を続けていれば、ビタミンB12と葉酸が不足するのは、当然のことですよね。

ビタミンB12と葉酸が不足すると、赤血球がうまく作られず、未完成な赤血球(「巨赤芽球」と言います)が血液中に増えていくと、血液循環が滞ってしまい、悪性貧血を引き起こします。

悪性貧血は「ビタミンB12」または「葉酸」の不足で起こるので、積極的な葉酸の摂取をすることで、葉酸不足による悪性貧血を予防します。

ストレスの軽減

妊娠による体の変化や、つわり、寝不足、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣の変化など、妊娠中に何かと感じやすいストレス。

一時的なストレスならば、過度な心配は不要ですが、慢性的にストレスがかかった状態が続くと、母子ともに悪い影響が出てしまいます。

【妊婦さんへの影響】
流産や早産のリスクが高まる
※ストレスには血管を収縮させる作用があり、子宮の収縮や血流の悪化が起こることで、お腹の赤ちゃんの発育不全の原因になるため。

【お腹の赤ちゃんへの影響】
情緒不安定、うつ、ADHD(注意欠陥障害)、喘息、アレルギーの発症リスクを高める

葉酸には(研究段階ではありますが)、葉酸には脳の神経系に作用して精神を穏やかにする効果があるとされています。

精神が穏やかに安定すれば、ストレスやマタニティーブルーの軽減にもつながります。

妊娠初期で辛い「つわり」は、精神的な原因も含まれるので、葉酸の摂取でリラックス効果を得られれば、つわりの軽減にもつながります。

実際に葉酸サプリメントの口コミを見ていると「つわりが軽減した」という体験談もいくつか見受けられました。

「体を動かす」「マタニティーヨガに通う」「人とお喋りをする」など、日頃からできるストレス解消と合わせて葉酸の摂取をすることで、更に気持ちが楽になるのではないでしょうか。

妊娠高血圧症候群の改善

妊娠高血圧症候群とは、妊娠後期(妊娠32週、約8ヶ月以降)に妊婦さんの約1割が発症する、高血圧、尿タンパク、むくみ(浮腫)の症状が1つ以上見られる状態のこと。

以前は「妊娠中毒症」とも呼ばれていました。

妊娠の時期が進むごとに、お腹の赤ちゃんへ送られる血流量が増えるのですが、人によっては血管が拡張せず、高血圧などの症状が現れやすくなります。

原因は、はっきり分かっていませんが「胎盤が作られる妊娠初期に母体が順応できず、それが妊娠後期に症状として現れてくる」と考えられています。

妊娠高血圧症候群になりやすいのは、元々糖尿病や高血圧、腎臓病を患っている(いた)人や遺伝的に上記の疾患にかかりやすい人。

他にも、初めて出産を経験する「初産婦」や、母体への負担が大きくなる「多胎妊娠」「15歳以下の若年出産」「35歳以上の高齢初産」という人も要注意です。

妊娠高血圧症候群になると、妊婦さんの肝臓や腎臓に負担が大きくなったり、お腹の赤ちゃんへ酸素や栄養が届かなくなったりと、母体ともに危険な状態になりやすいです。

重症化すると、最悪の場合、出産で亡くなってしまうこともあり、胎児を早く体外に出すために帝王切開による出産が行なわれる可能性があります。

葉酸による妊娠高血圧症候群への効果は有効性は明らかになっていませんが、医療現場でも治療や予防を目的とした葉酸投与が行なわれています。

なぜ葉酸をサプリメントで摂取する必要があるの?

葉酸サプリの必要性

厚生労働省では食品以外にサプリメントから1日400μg(0.4mg)の葉酸の摂取を推奨しています。

葉酸自体はレバーや緑黄色野菜などの食品に多く含まれている栄養素で、1日350gの野菜を食べれば、葉酸400μgも難しい話ではありません。

では、なぜわざわざサプリメントからの補給が必要なのでしょうか?

天然葉酸と合成葉酸

葉酸は大きく分けて、食品に含まれている「食事性葉酸(ポリグルタミン酸型)」と、サプリメントに配合されている人工的に製造された「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」の2種類があります。

葉酸は熱に弱く、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」なので、調理中に約50%が失われてしまいます。加えて食事性葉酸は体内での吸収率が約50%まで下がります。

実際の食品に置き換えてみると、生のほうれん草100gに含まれている葉酸は210μgですが、調理後は半分の105μgになり、体内に吸収される時には更に半分の5.25μgになる......と考えると、想像以上に食品からの葉酸の摂取量が低いことが分かります。

葉酸サプリメントに含まれる合成葉酸の吸収率は約85%と1.7倍と高く、食品とは違い、1粒あたりの葉酸の含有量も一定です。

葉酸サプリメントだと、確実に1日に必要な葉酸が摂取できることから「1日400μgの葉酸はサプリメントから」が厚生労働省も推奨する訳です。

葉酸はいつまで摂取すれば良い?

長々と「妊娠中の葉酸の必要性」について説明してきましたが、では実際にいつからいつまでの期間、葉酸を摂取をすれば良いのでしょうか?

葉酸摂取が最も必要な時期は「妊娠前の1ヶ月から妊娠3ヶ月まで」です。

先天異常の多くは妊娠直後から妊娠10週前に発生しますが、妊娠の兆候を感じて産婦人科を受診した後では遅いこともあるので「妊娠前の1ヶ月から妊娠3ヶ月まで」と長めの期間になっています。

もちろん妊娠3ヶ月以降も、お腹の赤ちゃんの成長を助けたり、妊婦さんの栄養不足や貧血、つわりや妊娠悪阻などの体調不調を軽減する目的で、葉酸の摂取を継続することをおすすめします。

時期によってサプリメントからの葉酸摂取推奨量は変わるので、妊娠前~妊娠初期は1日400μgを守り、それ以降は半分の量まで減らしても大丈夫

通販で人気の葉酸サプリメントの購入が、3個まとめ買いや6ヶ月定期購入コースが主流なことを考えても、3ヶ月から半年まで継続して利用する妊婦さんが多いですね。

妊娠前~妊娠初期(~4ヶ月)

【摂取推奨量】1日400μg

妊娠中期・後期(5~10ヶ月)

【摂取推奨量】1日240μg

授乳期

【摂取推奨量】1日100μg

市販の葉酸サプリメントの選び方

葉酸は医薬品(フォリアミン)として医療機関で処方される場合もありますが、基本的に市販のサプリメントを購入して飲むケースが大半です。

通販サイトやドラッグストア、バラエティショップでは、様々な葉酸配合のサプリメントが売られていますが、利用すべき葉酸サプリの選び方をまとめてみました。

摂取推奨量400μgの葉酸が摂取できる

特に葉酸の摂取が必要な妊娠前~妊娠初期に飲む場合「葉酸400μg」が明記されている商品を選ぶことが必要条件です。

商品によって「1粒あたり400μg」「2粒あたり400μg」と1粒あたりの配合量が異なりますが、妊娠中期以降も継続利用を考えている人は、飲む粒数で葉酸の摂取量が調整しやすいタイプを選んだ方が手間がありません。

合成葉酸(モノグルタミン酸型)

葉酸サプリメントには「天然葉酸」と「合成葉酸」のどちらか一方の葉酸が配合されていますが、厚生労働省が摂取を推奨するのは「合成葉酸(モノグルタミン酸型)」タイプです。

商品によっては「天然由来の合成葉酸」と「天然葉酸」が分かりにくいのですが、原材料名に「葉酸」と記載されていれば、間違いなく合成葉酸が配合された葉酸サプリと言えます。

葉酸以外の栄養素も摂取できる

妊娠中は葉酸だけではなく、ビタミンやミネラル全般が不足がちになります。

特に妊娠初期のつわりが酷い時期は、どうしても食事の飲み食べが難しく、1日に必要な栄養が充分に摂れない日も少なくありません。

そんな時の栄養補給剤としてサプリメントは有効ですが、何種類ものサプリメントを飲むのは、しんどさを感じてしまいます。

葉酸サプリを選ぶ際は、1粒で葉酸+必須なビタミンやミネラルも一緒に摂れるタイプが望ましいです。

無添加

食品添加物は商品の品質と安全性を高めるのに欠かせないものですが、お腹の赤ちゃんへの影響を考えると、なるべく避けたい所です。

特に葉酸サプリは毎日のように摂取するものなので「無添加」を謳った商品の利用をおすすめします。


当サイトでは管理人おすすめの葉酸サプリも紹介しているので、選び方で迷った時に参考になれば嬉しいです。

葉酸サプリ