つわりの時に使える漢方の胃薬 安中散

つわりの時に使える漢方の胃薬 安中散

妊娠初期は、胃の調子がすぐれず、本格的なつわりに移行する前の段階では、胃が痛む事や、胸やけの不快な症状がでてくることがあります。
普段は胃薬を飲めば解消してしまいそうな小さな症状でも、妊娠の可能性がある場合はうっかり胃薬を服用してしまうわけにもいきません。

そんな時には、漢方薬の代表的な胃の薬である安中散が服用できます。

漢方では、漢方薬を選ぶ場合に「症」といって、その人がどんな状態であるのかを重視します。
ドラッグストアなどでも購入できる市販の漢方薬の箱には、必ずこの「症」に合うかどうか、を自分でも簡単に判断できるように、「やせ気味で」とか「汗をかきやすい」など、普通の西洋薬にはまず書いていないような細かい特徴が書いてあります。

漢方の考え方は、身体全体のバランスを見て、何が足りないのか、または何が過剰であるのか、または停滞しているのかを見極めて、本来の健康的なバランスに近付けていくことで不快な症状を解消しようとするという考え方です。

冷え性の人が熱を出したからといって、熱をとるような薬をのんでは、ますますバランスが悪くなり、良くなるどころか悪くなってしまいますし、水分が身体のどこかに滞っていて、それが原因で頭痛があるような場合には、水分の代謝を良くするお薬を飲むことにより、頭痛だけでなく水分の停滞が原因となっていた関節痛や吐き気など、他の不調までも治してしまうのです。

それでは、この安中散の効く体質は、どんなものでしょうか。

虚弱体質で水おちが痛み、冷え性で神経質。甘いものが好きな人で、苦い水があがってくるような胸やけ、食欲不振、吐き気、げっぷなどがある人安中散の対象です。
安中散は基本的には胃腸の冷えをとって、冷えによる痛みをとるお薬です。

妊娠中の方の場合は、自分で買って自由に服用して良いお薬は基本的にはありません。

しかし、妊娠中でも、漢方では服用できるお薬があるという事を知っていると心強いものです。
ぜひ専門の先生や、かかりつけのお医者様に相談してみてください。

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