つわりの「吐き方」のタイプで違う漢方薬

つわりの「吐き方」のタイプで違う漢方薬

「つわり」の症状がつらい場合、自分で何か薬を探して服用したくても、妊婦さんが服用してよいお薬というのは基本的にはありません。

しかし、漢方薬の中には長い歴史の中で妊娠中使用しても差し支えないものが判っています。
これは、西洋薬の歴史と比較しても、比較にならない位の長い歴史のなかで証明されているもので、専門のお医者様を訪ねれば「つわり」に対応する漢方薬というのは数種あるはずです。

漢方薬というのは、その病気により効く薬が用意されているわけでなく、その人の状態により選ばれる漢方薬が違います。
ですので、風邪にも、肩こりにも、頭痛にも一つの漢方薬が処方される一方で、同じ病気の10人の人に10の違った漢方処方がされる事も考えられるのです。

例えば「つわり」で漢方を使いたいという場合、その吐き方によっても使われる漢方薬は違います。
自分の状態をよく観察してからお医者様に行くと早い時期に自分に合うお薬が見つけられると思いますので、基礎知識として頭にいれておくとスムーズです。

漢方では嘔吐の「嘔」は声があって物の出ないものをいい、「吐」はまさに「吐く」こと、つまり物が出ることをいいますが、このとき声はでないものとしています。
そして「嘔吐」というと、両方ある状態です。
この「嘔吐」だけでも、このように3種類ありますが、この「嘔吐」については、説明しれば簡単に伝わります。
ですが、漢方薬で効果を得るには更に詳しくその症状を説明する必要があります。

などです。

たいていの場合、「嘔吐」、「嘔」に使われる漢方は「半夏(ハンゲ)」という生薬が主となって出来ています。
「半夏」は、漢方でバランスを整えなければならない3つの要素「気・血・水」のうちの「水」のバランスの悪さにより現れる症状を除く役割をします。

つわりの場合はこの「半夏」にショウガでおなじみの「生姜(漢方ではショウキョウと読みます)を組み合わせます。
更に、みぞおちがつかえている人には「人参」でつかえをゆるめたり、と、他にその人の症状により様々な生薬を組み合わせて治していくのです。

このように、加えたり、減らしたり、ちょっと生薬の配合を変えるだけでも漢方薬としての名前はそれぞれに変わっていきます。
さらに、漢方薬を服用しているうちに、身体のバランスの状態も少しずつ変化していきます。そうすると、また合う漢方薬が変わってくるということになります。

ですから詳しく症状を訴える事が、漢方で功を奏する早道となるのです。
なので、他にも自覚のある症状があればどんどん訴えてよいのです。

一見、「つわり」とは関係の無さそうな症状でも、漢方では身体の全体を見ますからそれが漢方治療の方向の決め手になることもあるのです。

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